SDA東京中央教会

健康メッセージ

菜食と禁酒禁煙
 現代の環境は、誰が見ても健康な体を作り出すのに適してはいません。生活習慣病など、現代人の忙しい生活は、思いがけないほど多くの病気を作り出しているのです。これでは、快適な生活を、といくら望んでもなかなか難しいですね。

 そこで、私たちが推奨しているのが[NEW START]プログラムとベジタリアン(菜食)料理、そして、禁酒禁煙です。少しでも病気の源になる生活から離れ、健康な毎日を送る。その原点こそが人生をもっと豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。

 実際に、このライフスタイルを続けていると、いわゆる生活習慣病に罹患する率がとても少ないことが過去の統計で明らかになっています。私たちの教団が運営する日本三育学院(全寮制。リンクをご参照)では、三食とも菜食を実施していますが、以前、ここに東京赤十字血液センターが献血にきた時、他校の生徒に比して血液がきれいなことに驚いたといいます。
NEW START
NEW START]というプログラムをここで紹介しましょう。これは、健康に必要な8つの頭文字をとったプログラムです。
 Nutrition(栄養)
 Exercise(運動)
 Water(水)
 Sunshine(太陽)
 Temperance(節制)
 Air(空気)
 Rest(休息)
 Trust in God (信仰)

 このように、ごく当たり前のことが、日常の私たちの生活には何よりも大切です。高いお金をかけて薬を買ったり、世にこれしかないといわれているような逸品を購入したりしても、健康にはつながりません。私たちは、目を原点に戻して、本来の健康な体を取り戻したいものです。 

 このNEW STARTプログラムでは、8つのメッセージを中心に、成人病、アレルギー、頭痛、便秘、高血圧など、さまざまな病気の原因を探っていきます。また、料理に使われている油や白砂糖のもたらす害、病気と食べ物との関連を栄養学や生理学もふまえてわかりやすく実践的に教え、ベジタリアン(菜食)を奨励しています。そのほか、自然療法によるさまざまな手当の仕方や、水治療法などを紹介しております。
 これらを家庭でもすぐ応用できるよう、実践的な講義と実習をヘルスプログラムとしておこなっています。
ベジタリアン
 ベジタリアン(菜食)という言葉ですが、皆さんはどれくらいご存知ですか。言葉だけでは聞いていても、なかなか実態を知らないでいる方が多いのではないでしょうか。そういった疑問に答えていきましょう。
【なぜ今、ベジタリアンか?】
 肉食の動物には、肉食に適した歯や爪が備わっています。しかし、人間には生きている牛を割いて食べる機能はありません。表面的なことだけではなく、消化器官も同じで、肉のように繊維の含まれていない食べ物を長時間体内に留めてしまうと、腸内は腐敗による大腸ガンなどを招いてしまう恐れがあるのです。
 また、化学処理工場的な役割を担う肝臓にも、余分な働きを無理強いさせ、オーバーワークにさせてしまうのです。何事も、オーバーワークはいけませんね。たとえば会社での残業が続くと、私たちは体力的にも、そして精神的にもダウンしてしまいます。内蔵器官もそれと同じことなのです。  人間に与えられている食事とは、自分の姿、手や歯を見ただけでも明白ですね。
【野菜だけで、何が作れるの?】
 ベジタリアン(菜食)と聞いただけで、ただ野菜だけをウサギのようにポリポリ食べていると想像しませんか。そうではありません。例えば、野菜、豆、ナッツ、フルーツを使っておいしいデザートを作ることができます。カフェインや精製された砂糖をまったく使わないデザートです。
 また、チーズなどの乳製品を使わないでピザができてしまうのです。もちろん、化学調味料を一切使いません。素材のそれぞれの味をうまくひきだして作るメインディッシュも含め、レパートリーは数に限りがありません。これは、あらたな大発見ですね。