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東京中央教会牧師 長池 明夫 |
今期の聖書研究は、新約聖書から「エペソ人への手紙」(エフェソの信徒への手紙)を学びます。パウロが書いたとされるこの手紙は、ピリピ、コロサイ、ピレモンのそれぞれの手紙と並んで、「獄中の手紙」と呼ばれてきたものです。時は紀元61年から63年頃、パウロはすでに晩年を迎えており、ローマで捕われ、獄中で軟禁されていたようです。その獄中からエペソの教会員たちに宛てて書いたのがこの手紙であり、それをテキコが教会へと届けたのでありました。(エペソ6:21) |
敬愛する父、友なる先生 しばしのお別れ――鴨田先生の思い出―― マイケル・ワルター(元東京中央教会副牧師、ドイツ、バーデン−ウュルテンブルク・カンファレンス副教区長) |
神様が鴨田先生にお休みを与えられたという知らせを受けたとき、私の心は深い悲しみに包まれ、神様に「なぜ…こんなに早く」という思いでいっぱいになりました。「神様、先生は本当に素晴らしいあなたの証人で、多くの人々を励まし続けた本当の牧者でいらっしゃいました。こんな時代だからこそ、私たちには鴨田先生のような方が必要なのではありませんか! 神様、早すぎます!」 ・かけがえのない父にして、友
鴨田先生とは本当に多くの思い出があります。はじめてお目にかかったのは、1983(昭和58)年の原宿ででした。竹下通りを北に上ったところにSDAの職員住宅があって、原宿と荻窪のランゲージ・スクールの学生宣教師として来日した私は、先生のお宅の隣に住むことになりました。先生は、ご自分にドイツ人の血が流れていること…「ドイツ・フランスが四分の一、日本が二分の一」とお話しくださいました。ドイツ人のおじいさまのこと、いつかミセスとドイツに行こうと計画していらっしゃることなど、楽しくお話しなさいました。 ・お説教のままに生きたお方
私は、インターンとして鴨田先生のなさる全てを、…どんな難問にでも対処なさるのを、間近に学ぶことができました。常に前向きの姿勢で、意見の対立する方にも心からの敬意をもって対されました。どんな会議においても、いつも謙遜でありながら確固とした信念で対処されました。教会内のどんな小さなこともおろそかにしない先生のなさりかたは、私の最高のお手本で、全ての面で先生のようになりたいというのが私の目標でした。 ・キリストに従うことの意味を教えていただいた
私にも家族にも、鴨田先生との楽しい思い出が沢山あります。ご一緒に祈り、働き、泣き、笑い…本当にキリストにある素晴らしい関係でした。ミセス鴨田とともに二回もドイツに来てくださって、ご一緒に観光に出かけたり、ドイツパンや名物のさくらんぼのケーキを楽しまれたり、また、親戚や友人たちとの交わりを楽しまれました。 |
聖句と私 藤崎 恵子 |
「わたしは植え、アポロは水をそそいだ。しかし成長させて下さるのは、神である。」
(气Rリ:3〜6) |
ママの育児日記 ウォーターズ今日子 |
真希は1歳7か月になりました。今まで、ソファから1回、ベッドから4回落下。誤飲と間違え、救急車で病院へ。40度近い熱を1回。ウイルス性胃腸炎を1回。それぞれ守られて今日も元気です。普通に一日を過ごせることがどんなに尊いことか、1年7か月を過ぎて実感させられました。未熟な親でもスクスクと子供は成長してくれて、ちゃんと大きくなるように造って下さった神様に感謝です。最近では、教会の嬰児科クラスにも慣れてきて「アーメン」、「バイブル」と言葉を発するようになりました。親の行動もよく見ていて、すぐ真似をするので、言動に気をつけないとなりません。 |
「鴨田先生追悼特集号」を読んで |
本紙をお送りしている他教会の方から、次のようなお便りを頂戴しました。「いつも『はらじゅく』を送っていただき、有難うございます。臨時増刊号に書かれていましたが、鴨田先生が亡くなられたのですね。残念です。先生には、小学生の頃、聖書のお話をよく聞かせて頂きました。本当にお話が上手な方でした」
(50代、男性)
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「誠にありがとうございました。おかげさまで元気です」 〜マギーさんからのお便り〜 |
(9月13日付、故鴨田先生の奥様から熊谷幸子さん宛てのお便りの一部をご紹介いたします。―編集部)
昨日はお心のこもったお便りと共に「はらじゅくニュース」特別増刊号をお送りいただき、誠にありがとうございました。皆々様の御心こもるなつかしいお言葉をひとつひとつかみしめながら、楽しく嬉しく何度も拝見させていただきました。「みなさんが、こんな言葉を書いて下さっていますよ。」と、主人に見せてあげたい気持になります。私も主人がまだ病院に入院しているような気がしてなりませんが、早や1ヵ月を迎えようとしております。わたしは、皆様の暖かいおはげましとお祈りに支えられて元気に過していますので、どうぞご安心下さいませ。
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原宿彩彩 |
●こんにちは! 英語学校のレオナード・オペです。 ●「お若いなぁ!」 ●第12回 家庭会セミナーのご案内 ●TICの皆さん、バプテスマおめでとうございます |
詩 |
翔つ鳥の声透きとほる水の秋 川波に日の照りにぶし下り簗 岩風呂に我解き放つ夜半の秋 (満里子) 秋近し 樹々の彩にて 感じつゝ 涼風を待つ 夕暮れのとき 秋来れば 七草の薫り 漂いて 教え子の愛 心に沁みる 虫の声 季節を報らす 歌となり 情緒豊かな 音色奏でる (千秀) 追想・鴨田先生(二〇〇〇・七・八 50周年記念式典) ほほえみて恩師のすがた追いながめ 目うるませるおみなごのあり 初握手「ああ、『はらじゅく』の?」と仰せあり 剽げて「わたし愛読者です」 我が名をば記憶にとどめおかれしか あたたかきもの胸に満ちくる 晴朗の笑みのひとみよまなざしよ ただひとたびの出会いなつかし (保夫) |
連載・第11回 歴史のなかの讃美歌(4) |
12〜16世紀 及川 律 パリのノートルダムでポリフォニー(複旋律)が使われるようになってから、教会音楽は飛躍的な発展をしました。作曲技法も演奏技術も格段に進歩し、あっという間に複雑な構成の大曲が書かれるようになりました。なかでも、デュファイやオケゲム、ジョスカンといった作曲家が脚光をあびるようになりました。彼らの作品は、現代人にも「天上の音楽」と評され、好まれています。あの宗教改革者ルターもデュファイの音楽を大変好み、「至上の音楽」と考えていたと伝えられています。しかし、その陰で会衆の讃美が少なくなっていってしまったことを忘れてはいけません。大きな教会で上手な聖歌隊が毎週そのような美しい讃美を聞かせてくれるのなら、自分で歌うより聞いていた方がよいと思うようになっても当然かもしれません。教会の形式主義が中世ルネッサンスの教会音楽を堕落させたという表現がよくされていますが、実際は民衆もそれを支持し、むしろそういった傾向を楽しんでいたと思われます。 |
ED園だより |
今年もエンゼルストランペットが咲き始めた。「天使のラッパ」とは、何て素敵な名前をつけてもらった花なんだろう。暑い盛りに咲き誇っていた、お向かいの家のノウゼンカズラも、そろそろ終わりに近づいてきた。ついこの間まで日中は温度が30度を超え、熱帯夜が続いて寝苦しかったのに、今は湿気の低い、さらっとした気持ちのよい日が続いて、やっと元気が出てきた。暑さで体調を崩していた方々も元気を取り戻されるよう祈りたい。 (S.T.) |
バックナンバー |
2004年7月号 | 2004年6月号 | --- | --- |