SDAとは
SDA(セブンスデー・アドベンチスト)教会って知っていますか?
「SDA(セブンスデーアドベンチスト)東京中央教会」という名前の紹介をしましょう。
この「セブンスデー」とは、「第7日」との意味で、聖書にある週の第7日目の安息日を聖なる日として守る教会であることをあらわしています。
私たちの生活には時がありますね。日が沈み、月が昇る。そのようにして一日があらわされています。また、春を迎え、夏が来て、秋、冬と一巡し、また太陽が同じ時間帯に上がる頃、季節は一巡し春がやってくる、こうして一年が定められています。それでは、一週間はどうでしょうか。この7日間という日は、誰がどのように決めたか知っていますか。
それは、神様です。神様が、この天地を創られ、木々や花々を創られ、生き物を満たせ、人間をお創りになりました。これらのことを聖書では、6日間の中で行われたと書かれています。そして、第7日目、神様は全ての創造されたものを見て満足し、休まれたのです。こうして、その7日目は「聖なる日」とされ、天地創造の源から誰もが神様の下で休息を得る日となったのです。
いま、多くの教会では日曜日に、この安息日を設けています。しかし、考えて見てください。近頃、カレンダーまでも変わりつつありますが、れっきとしたカレンダーは、日曜日から始まっていませんか。そうです。週の初めの日は、日曜日。そして、その「第7日目」こそが、「土曜日」、私たちが安息日として休みを得る日なのです。私たちの教会では、この土曜日安息日を守り、この日は仕事も学校も全てを休んで、教会で礼拝をしております。こうして、天地創造をされた神様の下で安息を得ているのです。
それでは、次なる「アドベンチスト」。これの意味を考えてみましょう。
いまから、20世紀も前のこと、この世にイエス・キリストがお生まれになりました。21世紀を目前にしておりますが、この世紀前、後というのは、このイエス・キリストの誕生を境にしているのはご存知でしょう。彼は、物語上の人物ではありません。この世で、十字架にかけられ、無実の罪をきせられて、この世を去るまで33年と半月あまり、ただただ、愛を全うされ示されました。それは、私たち、この世に生きる全ての人が、滅びずに永遠の命を得るためです。そのイエス様が、「私はもう一度来る」と約束されたのです。それを「再臨」(アドベント)と呼びます。
アドベンチストとは、この再臨を待ち望む人々を意味しています。私たちは、一日一日、イエス様の再臨を待ち臨んでいるものです。
これで、セブンスデー・アドベンチストの意味がお分かりになりましたか。
1896年、日本にこの教理が伝えられ、今では100を超える教会と、1万人あまりの信徒数を持っています。それで、東京・原宿という東京の中央にあるということから、SDA(セブンスデー・アドベンチスト)東京中央教会と呼ばれているのです。