ひとつの詩をご紹介させていただきます。作者はマルタ・スネル・ニコルソンといいます。彼女は病気の苦痛のため29年間ほとんど寝たきりでありながら、900編以上の詩を書き続け、作品の多くは今も全米各地で愛読されています。

関節炎、結核、脊椎硬直、狭心症、パーキンソン病、さらに、癌まで患い、その 長く激しい痛みの年月にもかかわらず、彼女を知る人々は、彼女の変わらぬ快活さに驚嘆したそうです。何よりも際だっているのは、彼女の主に対する確信と愛でした。肉体的健康が一層悪くなっても、彼女はなおも主に留まり続けます。彼女のキリストに対する穏やかで曇ることのない愛は、周りの人々を驚かせたのです。

 

私の擁護者

マルタ・スネル・ニコルソン

私は罪を犯した。するとただちに全速力でサタン(悪魔)は

最も聖なる神のみ座の前に飛んで行った。

そしてそこであざけり訴えた。彼は言った。

「この魂、この土と泥からつくられた者は罪を犯しました。

まさしく彼はお前の名を名のっている。しかし、私はその死を要求する。

おまえは『罪を犯した者は死ぬべし』と言ったではないか。

その定めは成就されるべきだ。正義は死んだのか。

すぐにこの悪しき罪人をおのが死に送れ。

お前は正しい神だからそれをどうすることもできない」。

 

このように昼夜、彼は私を訴えた。

神よ、サタンが言ったことはみなほんとうです。

 

そのとき、すばやく神の右の手より1人の者が立ち上がった。

その栄光の前には天使すら目をおおった。

 

彼は言った。

「律法の一点一画もまっとうされるべし。とがある罪人は死ななければならない。

しかし、待て!そのとがはすべて私に移され その価を私が払ったとしたら!

見よ!私の手、私の脇、私の足を!かつて私はこの人のために罪人となり、

彼が神のみ座の前に傷なく立ち得るようにと死んだのである」。

 

するとサタンは逃げ去った。よくよく彼は知っていた。

このような愛に打ち勝つ力のないことを。

私の愛する主の言われた言葉はみなほんとうです。