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2009年4月 第269号                                         
   誘える教会、誘う教会員

                        教団理事長 東海林 正樹  

 教団の伝道基本方針は、「誘える教会、誘う教会員」です。その目標は、一年間で安息日の礼拝出席者数を一割増加させることです。東京中央教会でもこのことを覚え、祈りの内に目標達成のための努力がされていることと思います。そのための様々な計画の上に神様の祝福と導きをお祈りします。
 さて、「誘える教会、誘う教会員」というこの伝道基本方針には、二つの課題があります。ひとつは「誘える教会」という教会の課題ですし、ふたつ目は「誘う教会員」という、教会に集う私たち自身の課題です。「誘える教会」の意味は、私たちの家族を含め、お一人でも多くの方々を、誘うことのできる教会を形成することです。つまり、あたたかな愛に満ちた教会の形成です。中央教会でも、このような、愛に満ちた教会形成のために祈りが捧げられていると思います。
 そして、もうひとつの「誘う教会員」は、どんなにあたたかで愛に満ちた教会を形成することができたとしても、私たちが周りの方をお誘いしなければ、教会はなかなか実を実らせることはできません。単に、どなたかがいらしてくださるのを待つだけでなく、私たちが、神の手となり、足となって、周りの方々をお誘いする「誘う教会員」になることを目指したものです。
 もちろん、そのためには私たち自身が、まず何より信仰者として“霊的に満たされている”必要があります。むしろ、満たされていれば、私たちは自ずと「誘う教会員」として、いろいろな方々をお誘いしたくなるものだと思います。救いに与ることのできた喜びと主の希望を周りの方々にお伝えし、教会へお誘いしたいと思います。霊的に満たされることは何より優先されることにも思えます。
 しかし、また一方では霊的に満たされるためにも、神の手となり、足となって、一歩踏み出すことも必要なのです。主を信じて一歩踏み出していくときに、新しい信仰の世界に立つことができ、主が備えてくださった豊かな祝福を味わうことができるのです。アブラハムがイサクを捧げたモリヤの山、イスラエルの民が渡った紅海、カナでの結婚式、一晩じゅう網を打ちながら魚一匹も獲れなかった弟子たちの出来事など・・・聖書は繰り返し、そのことを伝えています。
 その一歩は、信仰を持って前進する以外にはない決断の一歩です。しかし、その一歩が踏み出される時に、神は私たちの思いをはるかに超えた道を開いておられることを味わいます。私たちが、まず主にあって一歩踏み出す「誘う教会員」として教会に集い、祈り合う時に、そこにキリストのからだである「誘える教会」が形成されていくのです。東京中央教会が「誘える教会」として、町行く多くの人々のオアシスとなり、豊かな実を実らせることができるように主の祝福をお祈りいたします。





 4月のスケジュール

4/ 4(土)    [説]千先 勉教区長
          山本副牧師歓迎会
          役員会・長老会
 /11(土)    [説]長池 明夫牧師
          子羊クラブ
 /12(日)   富士霊園墓参り・花見
 /18(土)    [説]長池 明夫牧師
          理事会
 /22(水)    英語こどもバイブルクラス
 /25(土)    [説]山本 義子副牧師
           子羊クラブ
                                                                                                      






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