2008年6月 第259号
確信の所産
SDA東日本教区長、元東京中央教会牧師 千先 勉
あなたが居て
わたしが居る
このなにげない
ありふれた平凡の中に
深い計画があり、意味がある
際限のない世界が広がる
そして
その奥にもう一つの現実がある
神の計り知れない御旨と
導きの真実がある
このたびの次男稜の結婚を通して、そこに人間的な思いや計画を超えた神様の計画があったのだと、深く気づかされています。「巡り合わせ」とか「縁」とかいう言葉だけでは決してくくれない不思議な神の導きを感じたのです。
聡子さんの兄と息子とは、小・中学校通じてずっと同じクラスという間柄。性格は全く違うだけに却って、お互いに尊敬し合う友情を育て、かけがえのない親友となっていきました。しかも、この東京中央教会というすばらしい環境を通して、大切な成長期に、共に信仰を高め合い奉仕する機会が与えられたことは、何にも替えがたい宝であったこと、誰も意図したわけではなく、ごく自然に時が来て、大人としてここに聡子さんと向かい合えたことなど、神の緻密なセッティングを、今となって感じるのです。
十年前、金城兄妹のお父さんが病に倒れて入院されたのが自宅近くの防衛医科大学病院。おりしも当時、私の弟がそこで医師として働いており、亡くなるまで及ばずながら支援できたことなど、今となりましては、偶然とは言えないような関わりが備えられていたことに気づかされているのです。聡子さんと同じように、父を亡くして十年目に結婚した弟の嫁は、今回の結婚式にひときわ感動したと涙していました。全てに神の備えられた時があると思うと同時に、深い神の導きがあることを知らされるのです。結婚前半年間、二人のために「結婚セミナー」の時を持ちましたが、そのたびに、より強く、また新しく、奇しき神の導きに目が開かれていくことに、親である私のほうが感動に胸を熱くしました。
冒頭の詩は、そうした思いを綴ったものです。信仰を持っていることは、縁や巡り合わせを単にありがたい偶然に留めることなく、そこに、力強い意味と意義、そして、確信を与えてくれる事柄であることを、この結婚を通して体験させてもらったことでした。愛は偶然の所産ではなく確信の所産であることを感じている今日この頃です。
原宿英語学校昨今
横山 絢子
主に導かれて三月、一人の教師によって、多くのことが劇的に変わっています。英国からいらしたジャスミン・フレーター先生は、教育と美術の二つを専攻ということですが、まさに「英語を教えるために生まれてきたのではないか」と思わせるお人です。正直のところ、過去十年ほどは、クラスの生徒の顔ぶれや教師が激しく変わるなかで、統一的なカリキュラムがなく、それぞれ好きなテキストを使ったり、興味のある新聞記事だけを探してきて読んだりと、ばらばらな傾向があったことは否めません。ところがジャスミン先生は、いきなり、ばらばらの教材をオクスフォードの一連の教材と入れ替えてしまいました。そして、生徒一人一人の「評価一覧表」を作って、長所や弱点が一目で分かるように整理してファイルを作りました。生徒自身の進歩の度合いがすぐに分かる仕組みです。授業内容も、生徒にペンパル(英国の教会の執事さんとか教師仲間とか)を紹介したり、生徒自身が喫茶店などで実際に注文のやりとりを重ねたりといった、実用的な英語が身につくようなアイディアが一杯です。
バイブル・クラスは、教会員もびっくりするような“アドバンスト・クラス”もあり、「11月にはバプテスマを!」という目標を掲げて邁進中。基本姿勢としては、聖書は二千年の昔に書かれた本としてではなく、今生きているキリストの言葉として学ぶ素晴らしさを共有したいと張り切っています。月・木の午前中は東京三育小学校の六学年を教えるタイトなスケジュールです。ジャスミン先生の健康を、お祈りでお支えください。
6月のスケジュール
6/ 7(土) [説] 長池 明夫牧師 長老会、女性の集い
聖書・各時代の希望輪読会
TIC世界安息日親睦の夕べ
/14(土) [説] 渡部 康雄長老
聖書・各時代の希望輪読会
暗唱聖章大会 小羊クラブ
/15(日) クッキングスクール
/21(土) [説] 青年礼拝、理事会
聖書・各時代の希望輪読会
/23(月) 子どもバイブルクラス(英語学校)
/28(土) [説] 長池 明夫牧師 洗足聖餐式
聖書・各時代の希望輪読会
小羊クラブ
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