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2008年1月 第254号
<信仰遺産継承> SDA東日本教区長・元東京中央教会牧師 千先 勉 楠見恵子さん、あなたは精一杯、人生を生き抜かれた ぽえむ 公園の手品師老いたピエロよと |
SDA東京中央教会教会員 園田 夏 「栃金さんがなくなられた。」と息子から報せがあり、11月22日が告別式だと。 私は、二ヵ月半の入院生活を終え、寝たり起きたりの生活で、歩行も危なっかしい状態だった故、告別式に参加出来ず、申し訳なく思っています。 栃金さん御夫妻とは、昭和54年春頃、大岡山教会から、中央教会に転会していらっしゃって、安息日学校の教課のクラス御一緒だったので、親しくお交際させて頂きました。港区芝公園の御自宅に伺ったり、山梨県の八ヶ岳の別荘に招待して頂いたりしました。婦人伝道師の立志つき先生、佐伯さん(横溝ナツ子さんの母上)、私の三人で新宿からバスで行き、終点に着くと、栃金さんが満面の微笑みを浮かべて待っていて下さいました。 早速、別荘の方へ案内され、奥様の手料理のお心のこもった昼食を御馳走になり、楽しい語らいの一刻を過ごしました。夜はホテルで夕食、一泊させて頂き、翌日は、皆で散策、午後、お土産まで頂戴して、又、バスで帰りましたが、今、思い出しても、本当に楽しい日を過ごさせて頂きました。 でも、同行された立志つき先生も佐伯さんも、ご招待して下さった栃金さん御夫妻も、お亡くなりになり、此の世に遺ったのは、私一人。その私も88歳。いつの日か、再び天国でお会い出来るのを楽しみにしています。 栃金家では、奥様のムメさんが先に、国谷秀先生によって、バプテスマを受けられました(昭和23年7月17日)。その後、ムメさんは、国谷先生による聖書研究を自宅でお始めになりました。 実さんは、宗教の自由は認めるが、夫である自分に相談もなく始められたこの集会が不満で、集まりのある日は、わざと遅く会社から帰宅されたそうです。玄関に入って、まだ国谷先生の靴があるのを見ると、又出て行って、頃合を見計らって帰って来られたということでした。 でも、国谷先生と奥様の熱心な祈りが、主のみ心に届いたのか、或る日、突然、教会に行ってみようかなアというお気持になられたとか。そして遂に、奥様より2年おくれて、昭和25年7月3日、やはり国谷秀先生の司式で、多摩川でバプテスマをお受けになりました。それからは、安息日を休むことなく教会へ通われたそうです。 平成8年夏、奥様が亡くなられた後も、お一人で、中央教会に出席なさり、礼拝堂の正面に向かって右側の前から二番目の席に座っていらっしゃいました。私はその後ろの席でした。今でも私はその席に座っています。 でもやがて、実さんは、だんだん耳も遠くなって、補聴器をつけておられましたが、目の方も悪くなってきたと仰るようになりました。或る日からお姿が見えなくなり、淋しく思っておりましたが、お元気なうちにもっとお訪ねすればよかったと、今、後悔して、申し訳なく思っております。 御遺族の皆様の上に、主のお慰めと、おささえがございますよう祈るのみです。 |
“おばちゃん、またね” SDA東京中央教会教会員 平沼 杏子 伊藤のおばちゃんがとうとう行ってしまった。あと1ヶ月もすると103歳のお誕生日なので、“お祝いしようね”と、少しは励みになるかなーと、口にしたのだけど、気弱そうな微笑を浮かべただけで、あまり楽しみな目標はないみたいだった。お家より安心して過ごせる衛生病院に戻って、最期の数週間を静かに過ごせて何よりと、感謝の気持ちでいっぱい。神様がして下さることは時にかなって美しいのは本当だと、心底嬉しかった。6階の病室に行ってももう居ないのか、つまらないなーと、おばちゃんのことに思いを馳せている。でもおばちゃんにしてみれば、この時をもう随分前からずっと期待していたのだから、喜ばしい“安堵”の幕引きであったと思っている。長ーい人生行路を随分とご一緒させて頂いて、私は果報者と思う。しばらく前までは、朝、寒い蒸しタオルを渡すと自分で顔を拭けたし、“ハイ”と手のひらにローションを落としてあげると自分でたたくこともできた。髪が伸びたのを気にして何度か美容師さんに来てもらったりもした。朝食のフレークもお気に入り。柔らかいパンにはジャム。飲み物は必ず豆乳。まあ違ってバターや牛乳が出ると大失望で、私は取り替える橋渡しをして大層喜んで頂けた。もう数え切れないほど何回も病室で一緒に過ごして支えていただいたことを特権と思う。おばちゃんのように美しく、綺麗で、やつれも無く人生を全うできたらと思う。真似をして頑張らなくっちゃ!。おばちゃん、至らないことばかりでご免なさいね。 |
SS・Select Shots・・・<12月の安息日学校から> “12月第四安息日(22日)、開校賛美歌を80人で歌おう!”−「安息日学校出席者倍増計画運動」が昨年秋から展開されました。そして、ほとんど目標達成! 推進役の小島真昭さん、みなさん、ありがとう。 安息日学校の「開校賛美歌」の歌詞を、毎期、墨痕あざやかにお書きくださっているのは赤塚孝江さんです。 |
1月のスケジュール 1/1 (火) 元旦礼拝 [説]長池 明夫牧師 /5 (土) [説]長池 明夫牧師 教課合同 /12(土) [説]松本 裕喜神学生 役員会・長老会 子羊クラブ /19(土) [説]長池 明夫牧師 理事会 /26(土) [説]長池 明夫牧師 子羊クラブ |
ED園だより |
穏やかな快晴の2008年元旦を迎えられましたことを感謝します。終わりの世のしるしがあからさまになってきているとはいえ、私達にはすぐ先の未来に何が待ち構えているかは分かりません。しかし、未来をその手に握っている方が私達の手を引いてくださいます。主は、「見よ、私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共ににいる!」と言われます。(マタイ28:20)「わが道の光」としてみ言葉を掲げていきたいと思います。 (Yo) |