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2006年6月 第235号                                         
 
  東京中央教会からいただいた、御言葉と聖書
         
 東京衛衛生病院チャプレン・牧師部長 伊能 忠嗣    
     
 私が東京中央教会で初めて聖書の御言葉に触れたのは、今から約20年前、『明日が最後の日でも、私は今日りんごの木を植える』という、村上良夫先生による伝道講演会の最終日でした。内容はほとんど記憶していなくて、申し訳ないのですが、一つだけ印象に残った言葉がありました。それは「衣を小羊の血で洗い、それを白くした」(黙示録7章14節)という聖句でした。「血は赤いのに、それによって衣が白くなるというのは興味深いな」と思ったのです。
 その後、大学を卒業する直前に千先勉先生よりバプテスマを受け、クリスチャンになりました。社会人一年目で悩むことの多かった日々でしたが、東京中央教会の皆さまに温かく支えていただき、感謝しております。会社生活は、いろいろな意味で恵まれていたのですが、定年まで続けるということには、疑問も持っていました。そんなある日、鴨田増一先生が「牧師になりませんか」というお話をしてくださり、伝道者への道を真剣に考えるようになっていきました。
 安息日問題で教会に行くことが難しくなった時、会社を辞め、牧師を志し、三育学院に行くことになりました。今、東京衛生病院のチャプレン・オフィスに、その頃のことを思い出させてくれる、懐かしいものが置いてあります。それは、ところどころページが破けたりしている聖書です。これは、三育学院に行くことが決まった時にプレゼントしていただいたもので、表紙の裏に『入学祝・東京中央教会安息日学校有志』と記されています。
 さて、初めて伝道講演会に出席した時には良く理解することのできなかった「ヨハネの黙示録」ですが、近年、三育学院で神学生にこの書を教える機会が与えられ、不思議なお導きであると思っています。
 最後に、あの時与えられた聖句を、皆さまと共に味わいたいと思います。“衣を小羊の血で洗い、それを白くした”人々は、黙示録7章に登場します。この章には、私の好きな言葉がもう一つあります。それは、「数えきれないほどの大ぜいの群衆」(9節)という言葉です。白い衣を身にまとっている人々は数えきれないほどいる、というのです。「救われる人は、数えきれないほどいる」と聖書は伝えているのです。私はこの言葉に強く励まされます。
 神様は、アブラハムに星を見せ、「数えることができるなら、数えてみなさい……あなたの子孫はあのようになるでしょう」とおっしゃいました(創世記15章5節)。パウロは、「アブラハムの子孫」とは、イエス様を信じる人である、と説きました(ローマ4章16〜18節)。キリストの十字架を信じ、罪を赦していただき、清めていただくなら、私たちは白い衣を着て、神の御座と小羊の前に立ち、大声で讃美することができるのです。
 20年前に蒔かれた種を、神の恵みによって、再臨の日まで持ち続け、天で皆様と共に大きな声でイエスさまを讃美したいと、切に願います。
             
                                                                                                      






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