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2005年11月 第228号 「書物の出会いと有用性」 教団名誉牧師 杉 繁夫 読書によって得られる知識の価値は計り知ることができないものがあります。人はパンだけで生きるものではありません。人は出会いを体験することにより、出会いをきっかけにして生きて行きます。
「出会いが起こるときには、一人の人間という存在が、別の人間という存在に出会うのであって、他者に出会うことによって自分自身についての認識を得……自分自身と出会うことができよう」 聖書−永遠の聖典 ペテロは、誤った接し方をすれば「無理な解釈をして自分の滅亡を招いている」 (II ペテロ3:16)と警告しています。問題は、聖書のある箇所に固執して、自分の見解や先入観を強調し、聖書の全体像を見誤ることです。 私は東京大学法学部事務室に勤務していた時、基督者連合会主催による、前田護郎教授の聖書講座を一年間受講しました。その時のテキストが、『新約聖書概論』(前田護郎著,岩波全書)と『キリストと時』(クルマン著,前田護郎訳)でした。この2冊は聖書の全体像と終末論理解に有益な書物です。 聖書は「書かれた神の言」ですが、説教は「語られる神の言葉」です。今年『ヨハネ福音書のこころと思想』(土戸 清著,教文館)(全7巻)を購入しました。著者は大森めぐみ教会土戸 清牧師です。5年間にわたる毎週の礼拝でされたヨハネ講解説教集です。 『教会の時代』には、復活の主イエス・キリストは、「キリストの体」である教会を通して存在されます。『聖霊』(パラクレートス,助け主)によって、『説教』を媒介にして礼拝の場に『現在』され、私たちと出会ってくださいます。「ふたりまたは三人が、わたしの名によって集まっている所には、わたしもその中にいるのである」(マタイ18:20)というキリストの言葉は教会の本質をよく言い表しています。 |
教団・女性部セミナー『水がめを置いて』(9/16(金)〜18(日)奥多摩バイブルシャレー)に参加して 〜「賛美」と「証」、「祈り」の3日間〜 高橋 亜希子 |
9月の3連休に女性部のセミナーに参加した。当教会からは私を含む計5名、全国から総勢40名が集まった。 注)『水がめを置いて』とは…日常の雑事を置いて、神様と向き合う時間を過ごす、という意味。
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聖句と私 中村 美樹 |
母、この11月3日で93歳になった。家の中で伝い歩きをしながら、トイレ、居間、寝室と移動。私は必ず後ろから何時でも支えられる体勢で一緒に移動する。外出は車椅子なので、母は行きたい礼拝も簡単には出席できない。 |
原宿彩彩 |
●講演会「黄昏に光を」(9.24) ●東京東地区合同礼拝(11.12)のお知らせ ●もう、お読みになりましたか? ●雨上がりの榛名湖で感謝の祈り−青年修養会 ●ウィーンにて頑張っています。 ●「血液を通じて垣間見た創造のみ業」(10.15) |
詩 |
秋晴れに娘吾れ乗せドライブに 秋の空昼頃晴れて外に干し 秋雨や一降り毎に衣を重ね ぶどうがり終日楽し甲斐路かな 籐の籠編み終りけり野菊挿す おひくに木の葉色づく並木道 (夏仙) |
連載・第11回 歴史のなかの讃美歌(5) |
16〜17世紀 及川 律 ドイツやスイスで始まった宗教改革は、ルターによって集約され、ヨーロッパの社会をひっくり返すほどの大きな力となっていきました。よく言われることですが、宗教改革はグーテンベルクの印刷機の発明なしにはあり得なかったのです。印刷機なしには個人の所有する聖書はあり得なかったですし、聖書第一主義の宗教改革はこれほどまでに広がることはなかったでしょう。同時に、讃美歌集もこの同じ印刷機の恩恵を被ることになります。 |
ED園だより |
空が高く澄み渡り、秋はいよいよ深まりました。もう今年もここまで来たのか。夜長に振り返れば、あんなこと、こんなこと、いろいろありました。自分の義を通そうとしたり、この世の君(サタン)の脅しに賛美歌267番(ルターの「神はわがやぐら」)で対抗したり。イエス様の愛の杖に導かれて迷いの羊は道に戻れました。永遠の命の希望があるのと無いのとでは、天と地との開きを超える差があります。イエス様に委ねての平安を感謝! (Yo) |