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2004年10月 第214号                                         
 <教課ガイド2004年度4期> 「読者よ、悟れ」
 
         
           東京中央教会副牧師 柴田 寛    
     
 日ごとに学ぶ「聖書研究ガイド」の10月からのテーマは「ダニエル書」。 とてもありがたく楽しみである。聖書の中でダニエルほど知られ(燃え盛る炉やライオンの穴に投げ込まれたダニエルの話は小さい子供でもよく知っている)、それでいて最も知られていない書は他にないのではないだろうか。だからこそ、今期のテキストには期待で胸が膨らむのである。世界総会も意図してこの時期にこのテーマを選んだのだろう。世界がますます混迷の度を深める今、全てのアドベンチストがダニエル書を読み、悟り、そのメッセージを自分のものにしてほしい、そう願っているに違いない。そしてそれは、キリストの願いでもある。なぜならキリスト自らが次のように言っておられるからだ。

「預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者が、聖なる場所に立つのを見たら−読者は悟れ−」(マタイ24 : 15/新共同訳)

 読者よ、悟れ……この言葉がどれほど重要であるかは言うまでもない。

 もしあなたがまだダニエル書をお読みでないならば、今から後、何を読むよりもまず、ダニエル書を読み、そこに秘められている真理を悟っていただきたい。キリストが、“ダニエルの言葉に心をとめなさい”と言っておられるのである。なぜなら、ダニエル書を正しく理解する者が、混迷の度を深める世の中にあって、まっすぐに歩むことができるからである。

「この世界の歴史の終末が近づくにつれて、ダニエルが記した預言は我々が住んでいる時代そのものに関するものであるから、特別に注意を払わなければならない。」(E.G.ホワイト『国と指導者』下巻P.156)

 beehiveでは、7月から「かじってみよう、ダニ黙」と題して、ダニエル書、黙示録の研究会をおこなっています。開催日は基本的に日曜午後1時30分〜と、水曜午後7時〜の週二回(日曜と水曜はどちらかに出られるよう、同じ内容)です。場所は、地下・一階のbeehiveルームかセミナールームです。都合により開催していない週がありますので、事前にお問い合わせのうえお越しください。(beehive事務所:03-3402-6464)
                                                                                                      






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