(第6回家庭会セミナーに寄せられた声を特集しました)
家庭会セミナーが、5月の第二安息日(10日)の午後、ドイツ文学者・中央大学名誉教授、小塩節先生をお招きして、礼拝堂で開かれました。(出席者162名。うちゲスト84名) 演題は「天への捧げもの 音楽」です。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンらが創作に託した神への深い思い、遭遇した苦難とその克服と、そしてこの世のものとは思われぬ調べの数々…。音楽のすばらしさと、巨匠たちへの敬愛の念と共感があたたかく伝わってくる、愉しい祝福の午後でした。(◎印はアンケート回答。
○印はお便りと寄稿)
◎音楽は宗教です 横浜市金沢区 金谷研 70歳(一般参加) 小塩先生の音楽のお話には、いつも神の意志のようなものが感じられます。今回は体調も回復され、乗りに乗って美しいバリトンで『春のあこがれ』と『私は鳥刺し』を口ずさまれ、一段と楽しかったです。お話を聞いていて、小塩さんご自身がバッハやモーツァルトと同じように、天への捧げものを話されているのだと思いました。私としては、音楽は宗教だという思いを深めました。またこのような機会を与えて下さい。
◎すばらしいメッセージ 練馬神の教会 竹内ヒロミ 52歳 ヨーロッパの作曲家たちは本当に信仰に根づいた方々だと、先生のお話を伺い深く思いました。気持ちを新たに、作品を聴いてみたいと思います。「神を信ずる人はいつの世にもそう多くはない」とおっしゃっていましたが、その少数派の中で、心から神を信じ、その「火」が人に伝えられたらと思いました。先生の「メッセージ」を受け取りました。
○楽しい時を有難うございます 目黒区碑文谷 並木久美子(一般参加) 初めてSDA東京中央教会にお伺いし、礼拝堂の落ちついた雰囲気とステキなステンドグラスの美しさにみとれ、小塩節先生のお話と聖歌隊の皆様の美しい歌声、森武靖子様のパイプオルガン演奏に聞き惚れ、とても感動いたしました。教会の皆様は朝からご準備で大変でございましたでしょう。楽しい時を過ごすことができまして有難うございました。
◎教会音楽のすばらしさ 渡辺みよ子(一般参加) 私は先生の著作の愛読者です。ドイツに関する御本は大部分を拝読しております。ご講演を、首を長くしてお待ちしておりました。お話をお聞きして、教会音楽のすばらしさについて啓発されました。今後は、音楽に関する御著書も読みたいと思っています。
○感動しました 小金井教会 岩並義正 全然内容を知らずに出席したのですが、たいへんすばらしいお話で、深く感動しました。クワイヤの《アヴェ・ヴェルム・コルプス》にも泣きました。(中略) 私は20歳台のころにモーツァルトのレクイエムを聴き、聖書に導かれ、この教会に入りました。これからもご指導いただけますなら、うれしく存じます。
○作曲家たちの思いに耳を傾けたい 廣野英子 音楽を、ただ安らぎに聴くのではなく、偉大な作曲家たちの思いに心寄せて、すべてのことを益として下さる主に、どんな時でも感謝することのできるよう、聖霊を招くことのできる道として、耳を傾けたいと思いました。これまでの講演会、“逃した魚の大きさ”が悔やまれますが…。一度でもこの企画により、教会へ足を運ばれた方々が主に導かれますよう、また家庭会の皆様のお働きに、主のお優しい労いと豊かな祝福がありますようお祈りいたします。
○“知識と人徳の泉
” 小野上真也 淀みなく滔々と、原稿もお持ちにならずお話しになる様は、さすが大家と、それだけで感動を覚える講演でした。気さくなお人柄を映し出すように、笑いを誘う挿話も随所に織り込まれ、まさに名人技と、またも感激。次々に紡ぎ出される巨匠の知られざる素顔についてのお話も大変興味深く、「小塩シューレ」に浸りきりでした。以前、高校生の頃にお会いしたお姿と変わるところはなく、「知識と人徳の泉」のような先生は今もご健在、と改めて実感する一日となりました。最後に我々聖歌隊に向けて深々とお辞儀をされた先生の姿に、「謙虚さ」とはかくあるべきと感じ入りました。
○音楽で神を賛美できる祝福に感謝 熊谷幸子 病弱、貧困、別離、その失意の最中にあっても何故バッハは、モーツァルトは…作曲家は音楽を創り続けていったのか、それこそが何故、音楽がかくも人の心を突き動かすのか、の答でした。小塩先生の霊的で息もつかせぬご講演がその答を引き出してくれました。最後、聖歌隊の前に立たれ、拍手を送られた先生の姿が印象的でした。音楽をもって神を賛美できる祝福を、改めて深く感謝しています。
|